脂症(脂性)だからこそ保湿が重要

脂症(脂性)の場合、正しい洗顔をした後のお肌はどのようにケアすれば良いのでしょうか。
洗顔後は、そのまま何もつけずにそっとしておいた方がいい?
それとも、洗顔後はさっぱりタイプの化粧水をつけておしまい?
一体どちらが正しいケアなのでしょうか。。


脂症(脂性)の場合、保湿をすればよけいにテカテカしてしまいそうなイメージがありますが、じつは上記2つは間違いです。
結論から言うと、脂症(脂性)は油分が多いから保湿がいらないと思われがちですが、それは間違いで、脂症(脂性)だからこそ保湿が重要だったのです。
では、なぜ保湿が必要なのか、そしてどのようにケアすれば良いか説明しますので、参考にしてくださいね。


まず、お肌の潤いというのは、お肌の表面にある角質層の水分量と、皮脂などで決まります。
ですから、たとえどんなに皮脂の分泌が活発であっても、お肌の水分量が減ってしまえば乾燥し、お肌の老化現象であるシワやたるみの原因になってしまいます。
また、乾燥することによって、さらに皮脂の分泌が活発になるため、さらなる脂症(脂性)をつくってしまいます。
また、皮脂は非常に酸化しやすく、酸化してしまうと、刺激物質にかわり、毛穴の詰まりや、黒ずみの原因になりますが、化粧品に含まれる油は、酸化しにくいものを使っているのでトラブルの原因にもなりにくいと言えるでしょう。


次にケアの方法を説明します。
まずは、優しく泡で洗顔した後は、必ず化粧水をたっぷりつけます。
そして、この時使用する化粧水はビタミンC誘導体入りの物を使うのが良いでしょう。
ビタミンC誘導は、ニキビの改善や、シワやたるみの防止、皮脂分泌の抑制などの効果がありますので、脂症(脂性)の方にはとってもおすすめですよ。
また、とくに皮脂の気になるTゾーンには毛穴引き締め効果のある収れん化粧水などを使うのも良いでしょう。
しかし、収れん化粧水は、アルコールによって一時的に毛穴を引き締めるものであるため、脂症(脂性)の改善にはなりませんで注意してください。


次に、乳液でしっかり保湿しましょう。
保湿成分は、セラミドやヒアルロン酸がはいったノンオイルタイプのものを使うのが理想的ですよ。
その後に、皮脂分泌量の少ない口のまわりや、目のまわりは、クリームなどでさらに保湿するのがより良いケアといえるでしょう。
脂症(脂性)だからといって、保湿しないでいると、逆効果になってしまう事も覚えておいてくださいね。