半身浴で汗腺を活性化させる 

半身浴で汗を流す事は、非常にデトックス効果も高いとされていて、身体のコリや疲れを解消するリラックス効果や冷え症改善、ダイエット効果などさまざまな効果が期待できるといわれていますが、半身浴は脂症(脂性)にも効果があるのか?


ここで、脂症(脂性)と半身浴の効果について詳しく解説してみましょう。
まず、私たちのお肌には「汗腺」と「皮脂腺」というものが存在します。
脂症(脂性)でお悩みの方の多くはあまりたくさん汗をかかない人も多いようです。
通常、汗と皮脂が正常に分泌されていれば、お肌は水分と油分のバランスがとれとれた状態なのですが、汗腺のはたらきがにぶかったり、汗腺が詰まっていると、相対的に皮脂の量が多くなります。


水分量より、皮脂の量が多くなると、皮脂がお肌を覆うため、お肌がテカる原因になってしまいますよね。
ですから、汗腺を活性化させ、汗が普通に出る身体へと体質改善するのは、脂症(脂性)やニキビ対策には非常に有効であるといえるのです。
では、効果的な半身浴の方法やポイントについて説明しますね。
まず、入浴前にコップ1杯程度のお水を飲んで水分補給をしましょう。そうする事によって汗が出やすくなるといわれます。


そして、お湯の温度は38度~40度ぐらいに調節し、おへその辺りまでお湯に浸かれるようにしてくださいね。
お湯の温度を高くしすぎると、副交感神経が働かないばかりか、長く浸かっていることさえ難しくなります。そして、肩までつかってしまうと身体に熱がこもりやすくなるため、出てくる汗の量も減ってしまうといわれています。肩が冷えてくるようでしたら、肩からタオルお掛けておくのも効果的ですよ。
入浴時間は体調や体質によって異なりますが、30分~40分程度を目安にゆっくりとリラックスできる程度にしてくださいね。
また、のぼせそうなったら、頭の上に水でぬらしたタオルを乗せるのも効果的です。


最後に、足に冷水を掛けてから上がれば、身体のポカポカを長く持続することができるといわれます。
毎日行う時間がなければ週に1回~2回程度でもかまいません。


最初は思った程汗をかけない可能性もありますが、無理せずじっくりと汗腺を活性化させてくださいね。
毎日のスキンケアも大切ですが、脂症(脂性)の改善のために、半身浴などで体質改善やリラクゼーションを行うのも良いのではないでしょうか。